推し活×用語辞典

概念コーデとは?​意味・​作り方・​ヘアメ・​概念グッズ​【推し活用語辞典】

「普段着でも、さりげなく推しを感じられたら」。そんな日に取り入れたいのが概念コーデです。言葉の意味や概念グッズとの違い、色やモチーフから服を組み合わせる手順を紹介します。

概念コーデのイメージ

概念コーデ(がいねんコーデ)の意味

概念コーデとは、推しのメンバーカラー・衣装・モチーフ・世界観を、さりげなくファッションに取り入れたコーディネートのこと。「概念」=推しを直接描かず、要素で表現するという発想です。

概念コーデでは、グッズを身につける直球の応援と違い、推しの要素を服に置き換える工夫を楽しみます。たとえば、推しの瞳の色のアクセサリーや衣装と同じ配色のワンピース、グループのロゴモチーフの小物などです。

語源と歴史

「概念」は人物を直接描かず色・モチーフで示すファン表現、「コーデ」は服装の組み合わせです。SNSで写真を共有する文化の中で、日常着へ推しの要素を忍ばせる方法の呼び名として定着しました。

概念推し・概念コーデ・概念グッズの呼び分け

頭に「概念」がつく言葉は三つあって混同しやすいので、それぞれが指すものを整理しておきます。

言葉何を指すか主語になるもの
概念推し人やキャラではなく、関係性や情景そのものを推す姿勢推し方
概念コーデ推しの色やモチーフを自分の装いへ翻訳すること着るもの
概念グッズ姿を描かず、色とモチーフだけで構成された商品買うもの

推し方そのものの成り立ちは、概念推しの記事で紹介しています。この記事では、推しへの愛を身につけるかたちにする工夫を扱います。

使用例

  • 「今日の参戦服は、推しの新衣装の概念コーデ」
  • 「テーマパークに推しの概念コーデで行くのが最近の定番」
  • 「概念コーデに気づいてもらえて、現場で友達ができた」
  • 「推しの初期衣装を概念コーデに翻訳したら、同担にだけ通じた」

作り方は「色→モチーフ→衣装の翻訳」の3段階

  1. 色から入る。推しカラーをメイン1色+差し色にします。いちばん簡単で、推しが伝わりやすい方法です。
  2. モチーフを拾う。推しの象徴(星・月・花・動物・公式絵文字)を、アクセサリーで取り入れます。
  3. 衣装を翻訳する。舞台衣装・MV衣装の配色や素材感を日常服に取り入れる上級技です。
  4. やりすぎない。概念コーデでは「さりげなさ」を大切にします。全部盛りは痛バの領域です。

慣れないうちは「色1つ+モチーフ1つ」の組み合わせから始めるのがおすすめです。参戦写真を撮るときにアクスタやトレカを手元に添えると、コーデの意図がひと目で伝わります。

「公式グッズを持っていないとできない」というのは、よくある誤解です。概念コーデの材料は手持ちの服と小物で足ります。むしろ、「グッズがなくても推しを表現できる」点こそ、この文化の新しさです。正解も検定もないので、本人が「これは推しの概念」と思えばそれで成立します。

気づかれ方は自分で選べる

概念コーデの面白さは、誰に伝わるかを自分で調整できるところにもあります。ロゴやモチーフをはっきり出せば、同担にはすぐ伝わります。色の分量だけに留めれば、事情を知らない人には「今日きれいな色を着ている人」としか見えません。職場や学校でグッズを出しにくい人ほど、この細かい調整が役に立ちます。

反対に、伝わってほしい現場ではもう一段はっきりさせるという切り替えも、よく行われています。同じ服でも、アクセサリーを一つ足すか外すかで、気づく人の範囲が変わります。概念コーデは、服装の中でその範囲を少しずつ調整できる遊びです。

関連語:「ヘアメ」

ヘアメとは、現場に行くときに気合いを入れて作る盛り髪ヘアメイクのこと。強めの巻き髪や編みおろし、推しカラーの大きなリボンなど、非日常感のあるスタイルが特徴です。推し活ヘアメ専門サロンが登場するほど、ひとつの市場になっています。

一方で、現場のヘアメには後方の視界への配慮もセットで語られます。高さのある盛り髪や大きなリボンは、着席の会場では控えめにするのが暗黙のマナーになっています。「盛るのは後ろの人の視界まで」という目安を押さえておくと安心です。

関連語:「概念グッズ」

概念グッズは、キャラクターの姿を直接印刷せず、色とモチーフだけで推しを表現した公式・非公式グッズのことです。日常使いできる「大人の推しグッズ」として人気が広がっています。

推し活未来研究所メモ:言い切らずに済ませる選択

装いの中に推しを忍ばせる行為には、「言い切らずに済ませる」という選択が含まれています。全身をグッズで固めれば愛は伝わりますが、その日の予定や同席する相手によっては選びにくい場合もあります。色とモチーフだけで表現すれば、推し活を隠すことと表すことの中間をちょうどよく選べます。

概念コーデ・概念グッズの拡大は、推し活市場の重要な変化を示しています。推し活の楽しみ方は、「グッズを持つ」から「世界観を着る」へ広がりました。顔写真もロゴもないのに推しを表現できる商品は、日常で使える場面がけた違いに多くなります。アパレル・コスメ・美容室と推し活が結びつくきっかけも、この「概念」の発想です。ファッション業界にとって、推し活はすでに隣接市場ではなく自分の市場です。概念グッズの強みは在庫リスクの面にも表れます。顔写真入りのグッズと違い、色とモチーフで構成された商品は流行や活動状況の影響を受けにくく、長く売り続けられます。ファンにとっても企業にとっても、「概念」は息の長い選択肢です。

関連語

推しカラー/概念推し/参戦/痛バッグ

よくある質問

概念コーデとはどういう意味ですか?

推しのメンバーカラーや衣装、グループのモチーフなどを、さりげなくファッションに取り入れたコーディネートのことです。ファンはライブ参戦だけでなく、日常やテーマパークでも楽しんでいます。

ヘアメとは何ですか?

現場に行くときに気合いを入れて作る、盛り髪ヘアメイクのことです。推しカラーのリボンや非日常感のあるアレンジが特徴で、推し活ヘアメ専門のサロンも登場しています。

概念コーデはどんな場面で楽しめますか?

ライブやイベントへの参戦はもちろん、テーマパークやカフェ巡り、日常の通勤・通学まで幅広い場面で楽しめます。さりげない表現なので、グッズを身につけにくい場面でも取り入れやすいのが魅力です。

推しカラーが服に取り入れにくい色の場合は?

ネイル・アクセサリー・バッグチャームなど面積の小さいアイテムで差し色にするのが定番です。色そのものではなく、推しのモチーフや衣装の雰囲気から要素を拾う方法もあります。