Ado×adidasが全世界180億リーチ/さくらみこ×シャープの除湿機バズ【週刊推し活ニュース 2026年6月26日号】

2026年6月19日〜6月25日の1週間から、企業の推し活マーケティング・ファンビジネスの注目ニュースをお届けします。
今週のハイライト
企業側がファンとの距離を、本気で詰めにいった1週間でした。
サッカーW杯の熱狂を背景に、アディダス ジャパンの「Ado×adidas」プロジェクトが全世界で180億を超えるポテンシャルリーチを獲得したことが明らかになりました。一方、SNS上では、さくらみことシャープのやり取りに加え、百鬼あやめの投稿にダイキンが反応したことも話題になりました。企業公式アカウントの機転が話題になりました。
鉄道・テーマパークでは、JRグループが「FINAL FANTASY」の世界観で福島の魅力を発信していました。サンリオのハーモニーランドは、AR技術とモビリティロボットを組み合わせたアトラクションを始めました。海外では、講談社とDNPがインドに現地出版社を設立すると発表しました。日本のIPビジネスは、市場そのものを広げる段階に入っていました。
W杯の熱狂に、企業がユニフォームと交通で応えた
Ado×adidas — ユニフォームソングで全世界180億リーチ
アディダス ジャパンは2025年12月、Adoをクリエイティブパートナーに起用したと発表しました。以降、ユニフォームソング『綺羅』のリリース、アニメーションCMの放映、限定コラボユニフォームの発売、スタジアムライブとの連動までを一体で展開していました。『綺羅』はキタニタツヤ氏が作詞・作曲を手掛け、Adoのボーカルを生かしたギターロックサウンドで構成されていました。パートナーシップを発表した昨年12月から今年4月までに、国内44億、全世界では180億を超えるポテンシャルリーチを獲得しました(AdverTimes.)。
アディダス ジャパンのブランドコミュニケーションズ シニアマネージャー・髙橋慶多氏によれば、狙いはターゲットの拡張にありました。「サッカーを競技の枠を超えたカルチャーとして捉える」ことで、従来のサッカーファンとは異なるライト層・音楽ファンにも広げると話していました。
研究所メモ: このタイアップでは、商品より「楽曲」を前面に出したことが効果を上げています。ユニフォームを見ない人でも、日常のプレイリストで曲を聴く機会があります。視覚的な露出に頼らない接点を持つことで、サッカーに関心のない層にもブランドを知ってもらえた事例です。
リーバイス — スポンサー規定で隠されたロゴを、粋に見せた
W杯2026の会場「リーバイス・スタジアム」では、大会スポンサーの権利を守る規定により、リーバイ・ストラウス社のロゴが布で隠されました。同社はネーミングライツを持っていますが、会場名も「サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム」に変更されています。リーバイスはこれに対抗せず、自社Instagramのアイコンも、ロゴを同様に布で隠したデザインに変更しました。そのうえで、「(マスキングされた)美しいスタジアムで世界を歓迎!」と投稿しています。SNS上では「無料の広告だ」「とても高度なマーケティング」と称賛が集まりました(AdverTimes.)。
研究所メモ: 制約を隠さず、むしろ見せ方の題材にした点が支持を集めた理由です。ロゴを消されるという不利な状況を自ら発信することで、規制の存在自体がブランドの話題に変わりました。この事例は、ルールに縛られる立場でも、発信の仕方次第で好意を得られることを示しています。
JR東海 — 「新幹線で夜を明かす」1日限りの特別列車
JR東海は6月22日、東海道新幹線の特別列車「東海道ルミエールエクスプレス」を発表しました。「当日出発・翌朝到着」の列車で、8月8日に1日限りで運行しました。東京駅を22時に出発し、翌9日6時44分に京都駅、6時59分に新大阪駅に到着すると発表しました。東京発・新大阪着の普通車指定席は大人1人1万5,000円(税込)です。7月3日14時から、JR東海ツアーズのWebサイトで販売しました。想定利用者は、宿泊費高騰で前泊を避けたい人や、イベント終了後に最終のぞみに間に合わず関西圏へ移動したい人、早朝から目的地で活動したい人などです(鉄道コム)。
研究所メモ: 「体験」ではなく「移動の隙間」を埋めにいった点が現実的です。遠征勢はホテル高騰と終電の間で困っていました。JR東海は、その困りごとを新しい商品にしています。ファンの生活の不便を拾い上げるだけで、新しい客単価が生まれる例です。
家電・玩具の大手企業が、VTuberと本気で組んだ
さくらみこ×シャープ、ダイキンも参戦 — 除湿機バズがブランドの機転を試した
6月23日、ホロライブ所属のVTuber・さくらみこがXで「除湿って水必要なの…?」と投稿しました。すると、シャープ公式アカウントが「むしろ水が溜まる」と即座に反応していました。さらに「タンクに水を入れるのが加湿器、タンクに水を溜めるのが除湿器、タンクの水を見守るのが俺たち」と投稿し、ユーモアが話題を呼びました。さくらみことシャープは、2021年12月にも同様のやり取りをしていました。シャープは2025年1月に、「さくらみこVer.」の加湿空気清浄機カスタマイズサービスも展開していました。同日には、同じくホロライブ所属の百鬼あやめが「DAIKINの空気清浄機の除湿タンク水1回も捨ててなかった」と投稿しました。ダイキンも「こちらタンクのお手入れ方法です」と即座に反応していました(AdverTimes.)。
研究所メモ: シャープの対応が信頼されるのは、2021年からの積み重ねがあるからです。シャープは1回のバズ狙いで返信したわけではありません。数年単位で同じタレントとやり取りを続けてきた蓄積が、今回の反応の速さと安心感につながっています。ダイキンの即応も含め、公式アカウントの台本のない機転が、広告費以上の拡散を生んでいます。
バンダイナムコ — ナムコFC開始とVTuber事業でのXR活用を同時発表
バンダイナムコグループは6月23日、リアルとバーチャル両面での新展開を発表しました。ゲームセンター「ナムコ」では、全国約200店舗の直営店に加えてフランチャイズ事業を始めると発表しました。2026年8月に兵庫県の店舗から本格展開し、2030年までに100店舗のFC出店を目指すと発表しました。あわせて、VTuberプロジェクト「MEWLIVE PROJECT」での協業開始も明らかにしました。バンダイナムコ研究所が、配信映像やライブステージなどデジタル表現領域を中心に技術を提供していました。VTuberエンターテインメントの創出に向けた協業でした(PR TIMES、AdverTimes.)。
研究所メモ: 自社の研究開発部門をVTuberの映像表現に直接投入する判断が目を引きます。マーケティング予算としてではなく、技術開発の対象としてVTuberを位置づけている点で、他のIPホルダーとは投資の重みが違います。リアル店舗の拡大とデジタル表現の強化を同日に発表した点にも、両方を伸ばす意思が表れています。
ホロライブ「holo Indie」 — 総ダウンロード数300万超、審査をシーズン制に
ホロライブの二次創作ゲームブランド「holo Indie」は、5月1日から審査体制を通年募集から年3回のシーズン制へ移行しました。立ち上げから2年半で40以上のタイトルがリリースされ、有償・無償合わせた総ダウンロード数は300万を突破していました。カバー株式会社の畠野貴之氏・嵯峨菊央氏によれば、移行の理由は応募数の急増に体制が追いつかなくなったことです。応募のおよそ半分は、海外のクリエイターだといっていました(インサイド)。
研究所メモ: ファンによる二次創作を「収益化を支援するエコシステム」として制度化した点が特徴です。応募が増えすぎて審査が追いつかなくなるほど仕組みが広がったため、締め切りを設けて持続可能な形に整え直しています。UGCを一過性の盛り上がりで終わらせず、事業として運用する体制づくりの参考になります。
鉄道とテーマパークが、体験投資でファンを呼んだ
JRグループ×FF — 「移動を冒険、名所をダンジョンに」福島を再定義
JRグループは、4月から6月末にかけて「ふくしまデスティネーションキャンペーン」を実施しました。その一環として、「FINAL FANTASY」の世界観で福島の魅力を発信する「FUKUSHIMA FANTASY」を展開しました。監修はスクウェア・エニックスです。ポスター全10種と動画では、「日中線しだれ桜並木」「あぶくま洞」などを舞台に、ゲームの登場人物を思わせる衣装をまとった家族が旅をしました。ポスターは全国のJR各駅に掲出しました。JR東日本はFFのキャラクター「チョコボ」のスタンプラリーも実施しました。クリエイティブディレクターを務めたジェイアール東日本企画の榎本聖之氏は「見た人が旅をしたくなる『物語』が必要だと考えた」と話しました(AdverTimes.)。
研究所メモ: JRグループは観光地の紹介を「風景」で終わらせず、旅行者を主人公にした「物語」に置き換えました。単なる名所紹介では、ほかの地域のプロモーションに埋もれます。RPGの主人公として旅をするという枠組みを与えたことで、行く理由そのものが生まれています。推し活マーケティングの設計原則にも通じる考え方です。
サンリオ ハーモニーランド — AR技術×Hondaロボットの新アトラクション
サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド(大分県日出町)は7月3日、新施設「NAKAYOKU LAB」をオープンしました。目玉として、Hondaのモビリティロボット「UNI-ONE」とAR技術を組み合わせた新アトラクション「Sky Pal Collection」を用意すると発表しました。体験者がARグラスを装着してUNI-ONEに乗り込み、サンリオキャラクターとともに”空の旅”を楽しめるとしていました。対象年齢は5歳以上、料金は1回500円で、所要時間は約10分としていました。位置情報と連動したAI音声ガイドツアー(13歳以上・1回500円)もあわせて展開するとしていました(Mogura VR、Dtimes、ORICON NEWS、PR TIMES)。
研究所メモ: 「見る」だけの展示ではなく、体を動かして「乗る」体験に投資している点が目を引きます。1回500円という価格設定は、既存のアトラクション料金の延長線上にあり、新技術を特別扱いしすぎていません。テーマパークにとってARやロボットは、非日常の演出ではなく通常運用の選択肢になりつつあります。
外食とコンビニが、IPコラボで来店動機をつくった
スシロー×『ゼンレスゾーンゼロ』 — ゲーム内都市に出店する設定でグッズ展開
全国のスシローでは6月24日から、ゲーム『ゼンレスゾーンゼロ』とのコラボを開催しました。コラボは、ゲーム内都市「新エリー都」にスシローが出店しているという設定でした。キャラクター4人の描き下ろしピック・レーザーチケット・ステッカー・ミニフィギュア付き商品をそろえました。ピックやレーザーチケットには、ゲーム内アイテムを入手できる交換コードが付属しました(インサイド)。
研究所メモ: 現実の店舗をゲームの世界観の中に「出店」させるという逆転の発想が特徴です。スシローは、キャラクターを店内に飾るだけでなく、自らをゲーム内の設定に組み込みました。ファンにとっては、世界観への没入がそのまま来店動機になります。
くら寿司×「PEANUTS」 — 3回に分けた限定グッズで来店を分散させる
全国のくら寿司では6月26日から、コミック『PEANUTS』とのコラボキャンペーンが始まりました。対象商品を注文すると、オリジナルステッカー(全20種)がランダムで付きました。食べ終えた皿を投入する「ビッくらポン!」の景品も用意しました。限定グッズの配布は、6月26日の第1弾、7月10日の第2弾、7月24日の第3弾の計3回でした。税込3,000円の会計ごとに、ノートやクリアファイル、寿司皿などを先着で配布しました。原宿・なんばパークスサウスの2店舗はグローバル旗艦店として店内装飾も施されました(アニメ!アニメ!、超!アニメディア、くら寿司)。
研究所メモ: 1回の来店で満足させず、7月末までの1カ月をかけて複数回の来店動機を仕込む設計です。グッズを3段階に分けて配布することで、1弾目で満足したファンにも「次も行こう」という理由が残ります。外食チェーンにとってコラボは、来店頻度そのものを設計する手段になっています。
アパレル各社が、周年と映画公開でUTを畳みかけた
ユニクロ — 集英社100周年と映画ちいかわ公開に合わせたUT攻勢
ユニクロは「マンガUT 集英社創業100周年」第2弾のうち、後日発売とされていた一部ラインナップの発売日を6月26日に決めました。「ワンピース」「NARUTO-ナルト-」「コジコジ」の3作品から、全6種、各1,990円(税込)が加わりました(インサイド)。あわせて、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』の公開を記念したUTコレクションも発表しました。WOMEN向け・KIDS向けTシャツは7月17日、スウェットは7月24日に、全国のユニクロ店舗・オンラインストアで発売すると発表しました(アニメ!アニメ!、超!アニメディア、にじめん、マイナビニュース、インサイド)。
研究所メモ: 出版社の周年と映画公開という性質の違う2つの「今しかない理由」を、同じ週に重ねた点に計算が見えます。片方が終わっても、もう片方の話題で店頭の売り場を保てます。単発のIPコラボに頼らず、購入理由を複数用意して、年間を通じて売り場に新しさを保つ設計です。
GU×「新世紀エヴァンゲリオン」 — ヴィンテージ風Tシャツ4種
GUは6月22日から「新世紀エヴァンゲリオン」コラボTシャツ4種を発売しました。シンジ・アスカ・レイが揃ったメインビジュアル風のデザインと、初号機・弐号機をあしらったデザインをそろえました。いずれもヴィンテージ風のウォッシュ加工が施され、各1,990円(税込)です(インサイド)。
研究所メモ: 放送から30年近く経つ作品を、あえて古びた質感のウォッシュ加工で新品として売る発想が興味深いところです。懐かしさをデザインの傷や色落ちという形で先取りし、当時を知る層にも初めて触れる層にも同じ商品で訴求しています。
しまむら — 好評につき受注生産、「競走馬」グッズに名馬6頭
しまむらは公式オンラインストアで、6月6日に発売した「競走馬」モチーフグッズの受注生産販売を実施しました。好評を受けての対応です。商品は、名馬6頭をデザインしたメンズTシャツ、トートバッグ、パスケースです。「ディープインパクト」のほか、『ウマ娘 プリティーダービー』にも登場する「トウカイテイオー」「オルフェーヴル」「ナリタブライアン」「サイレンススズカ」などが並びます。受注期間は6月21日23時まででした(インサイド)。
研究所メモ: 実在の競走馬とゲームキャラクターを同じ商品で両取りしている点が巧みです。ゲームのファンだけでなく、競馬そのもののファンにも訴求できる設計です。この事例は、IPの版元と提携しなくても、既存の史実キャラクターで推し活需要を取り込めることを示しています。
日本発のIPが、海外の巨大市場でビジネス化に動いた
講談社×DNP — インド・デリーに出版社「Kodansha India」設立
講談社と大日本印刷(DNP)は6月15日、IJ Kakehashi Servicesと共同で、インド・デリーに出版社「Kodansha India」を7月に設立すると発表しました。事業開始は2026年秋を予定していました。「進撃の巨人」「ブルーロック」など年200タイトルを英語・ヒンディー語で現地出版すると発表しました。出資比率は講談社81%、DNP14%、IJ Kakehashi Services5%でした。日本の総合出版社がインドに現地法人を設立し、紙の書籍・漫画を出版するのは初めてでした(テレ東BIZ)。
研究所メモ: 翻訳ライセンスを渡すだけでなく、出版社そのものを現地に置いた判断が重いところです。インドでは、人口増加と経済成長で若年層のファンが急拡大しているのに、流通量が追いついていません。この構造的な課題に対し、講談社とDNPは製造・出版まで一貫して行う体制を作りました。市場が育つ前に拠点を構える姿勢が読み取れます。
Média-Participations — NARUTOをテーマパーク化した欧州で最大級のメディア企業
フランス・パリに本社を置くMédia-Participations(MP社)は6月23日、日本国内でのPR活動を本格化すると発表しました。同社は南フランス・プロヴァンスのテーマパーク「Parc Spirou Provence」に、4月に『NARUTO-ナルト-』の新エリア「NARUTO – 木ノ葉ランド」を開業しました。MP社は1986年創業で、4大陸14カ国で活動し、従業員は2,300人を超えていました。傘下の漫画専門出版社「KANA」は、「NARUTO」「カグラバチ」「名探偵コナン」など400シリーズ以上を欧州に展開してきました(AdverTimes.)。
研究所メモ: NARUTOを紙の漫画やアニメだけでなく、テーマパークのエリアとして現地に定着させた点が象徴的です。1990年代からの30年にわたる関係の積み重ねがあったからこそ、単なる版権貸与を超えてテーマパークという大型投資にまで発展しました。推し活の市場規模を語るとき、国内だけを見る時期はすでに過ぎているのかもしれません。
ファンへの向き合い方が、賞と診断データで示された
adidas×Oasis — カンヌライオンズでエンタメ2部門グランプリ
フランス・カンヌでは、「カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバル2026」が開催されました(6月22日開幕、総応募数2万50点)。2日目となる6月23日夜、adidasの「Original Forever」(Johannes Leonardo New York+adidas London)がグランプリに選ばれました。受賞したのは、Entertainment部門(応募656点)とEntertainment for Music部門の2部門です。Oasisの再結成に合わせ、adidas Originalsが公式コラボコレクションやブランドフィルムを展開した施策でした。審査員長のChris Beresford-Hill氏は「正しい瞬間に、正しいコミュニティに向けて、彼らの心を動かす価値あるものを提供した」と評価しました(AdverTimes.)。
研究所メモ: 評価されたのは、adidasとOasisの結びつきが広告契約でつくられたものではなく、ギャラガー兄弟が90年代から実際に愛用してきた事実そのものだった点です。ファンがすでに知っている本物の関係を、再結成というタイミングで形にしただけで、世界的な賞を受けました。ファンマーケティングは新しい関係を作るより、すでにある関係を見つけて磨く方が強いことを示す事例です。
YOAKE entertainment — 全16タイプでわかる「推し活タイプ診断」公開
株式会社YOAKE entertainment(東京都渋谷区、代表取締役・森山聡太氏)は6月25日、公式アプリ「IRC APP」内で新コンテンツ「推し活タイプ診断」を公開しました。登録不要・無料で、全14問の質問に答える形式でした。結果は「行動スタイル」「発信スタイル」「価値観」「距離感」の4つの視点から、全16タイプに判定されました。診断結果はタイプごとのオリジナルキャラクターとともに表示され、SNSへのシェアも可能でした(PR TIMES)。
研究所メモ: 企業がファンに何を与えるかではなく、ファン自身の推し方を14の質問で言語化させる設計です。診断結果をSNSでシェアする導線まで用意されています。ファン同士が自分の推し方を語り合うきっかけを、企業側が作った形です。自社のファンがどんな行動・発信・距離感を持っているかを可視化するところから、ファンマーケティングは始められます。
今週の所感
今週は企業がファンとの距離を測るための手段が、それぞれ違う形で洗練された週でした。
Ado×adidasの180億リーチも、さくらみこ×シャープの即興バズも、出発点は同じ問いです。すでにあるファンの熱意を、企業側がどう受け止めるか。JRグループのFF福島も、ハーモニーランドのARアトラクションも、ファンを「見る側」から「乗る側」「歩く側」に動かす投資でした。
一方で、講談社のインド進出やMP社の欧州展開を見ると、ファンの熱意を国内だけで受け止める時代は終わりつつあります。ファンがどこにいるかを問う範囲そのものが、確実に広がっています。
自社のファンが今どこにいて、何を求めているか。推し活マーケティングの設計原則やファンマーケティングの基礎とあわせて、今週の動きを見てみてください。
週刊推し活ニュースは、推し活×ビジネスの1週間を毎週まとめてお届けします。過去の号は推し活×ニュースカテゴリからどうぞ。



