ちいかわの常設拠点が新宿と東京に拡大/カルビーのライセンス商品80%増【週刊推し活ニュース 2025年4月25日号】

2025年4月18日〜4月24日の1週間から、企業の推し活マーケティング・ファンビジネスの注目ニュースをお届けします。
今週のハイライト
今週は、企業が自らファンとの接点を設計しました。
カルビーは4月17日、ブロックチェーン技術を使ったIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表しました。ライセンス商品は2023年から2024年で約80%増加しました。同社は、二次利用で将来的に50億円規模の収益を目指していました。「食べる」以外の接点を自社で設計する動きです。
キャラクターの分野でも、常設の実店舗で接点を広げる動きがありました。「ちいかわらんど 新宿店」が4月25日にオープンし、初の大型体験型施設「ちいかわパーク」の東京開業も発表されました。丸亀製麺は髙橋海人さんと松村北斗さんを起用しました。累計販売数1,300万食を突破した「丸亀うどーなつ」の認知を、さらに広げる狙いです。
技術面でも動きがありました。大阪・関西万博のNTTパビリオンでは、IOWN技術によるPerfumeの3D空間伝送ライブが体験できました。ステージを20数台のセンサー・カメラで計測し、会場の床には振動を再現する振動子が百数十個埋め込まれているといいます。
カルビーがIPライセンスで新たな稼ぎ方を作った
カルビー — 「かるれっと」で二次創作の管理コストを下げる
カルビーは4月17日、IP事業成長戦略発表会を実施し、同社初のIP管理プラットフォーム「かるれっと」を発表しました。ブロックチェーン技術を活用し、カルビーIPを使った二次創作における外部クリエイターの与信管理やライセンス業務を簡素化する仕組みです。2023年からは新規事業組織「Calbee Future Labo」が、グッズ・雑貨・ゲーム・アート・NFTなど食以外の生活の場面にIPを広げてきました。その結果、ライセンス商品は2023年から2024年の1年間で約80%増えました。二次利用のロイヤルティ収入は、将来的に50億円規模を目指していました(AdverTimes.)。
同社は2020年から「カルビールビープログラム」を導入し、食べた後の接点を通じてファンを増やしてきました。今回の戦略の狙いは、食べる前の段階や未購入者との接点を強めることです。
研究所メモ: 「かるれっと」の価値は、外部クリエイターとの取引コストを下げた点です。二次創作を許諾制で個別に対応していると、件数が増えるほど負担が重くなります。管理をプラットフォーム化すれば、件数の増加がそのまま収益増につながります。自社IPを持つ企業にとって、ファンによる二次創作は取り締まる対象ではなく、仕組み化して収益源に変える対象だと示す事例です。推し活マーケティングの設計原則ともあわせて読みたいところです。
アンバサダー起用でファンの熱量を借りる企業が続いた
Dole×JO1・佐藤景瑚 — 「バナ活」でファンの熱量を店頭へ
Doleは4月18日、JO1の佐藤景瑚さんを起用した新プロモーション「Doleバナ活サポーター バナナ番長」を始動すると発表しました。佐藤さんはバナナ好きを公言し、今年1月には初のソロ楽曲『BANANA』を発表するなど話題になっていました。Doleとのコラボは、こうした話題がきっかけで実現したものです。全国のスーパーマーケットの電子サイネージでミュージックビデオを放映していました。店頭ポスターも4月下旬から全国で順次展開すると発表しました(AdverTimes.)。
「Doleスウィーティオバナナ」「Dole極撰バナナ」をイメージした2種類のビジュアルも制作されました。
研究所メモ: 佐藤さん自身のバナナ好きという事実が起点になっている点が重要です。企業がタレントに商品を持たせるのではなく、本人がすでに発信していたバナナへの愛着に企業が乗る形です。ファンの間で話題になっていた個人の嗜好を見つけ、そこに結びつけられるかどうかが、アンバサダー施策の成否を分けます。
丸亀製麺×髙橋海人・松村北斗 — 初共演で若年層への浸透を狙う
トリドールホールディングスが展開する「丸亀製麺」は4月10日、「丸亀うどーなつ」のアンバサダーに髙橋海人さんと松村北斗さんが就任したと発表しました。10日からは、2人の初共演となるテレビCMを放映していました。丸亀製麺は3年の構想期間を経て、2024年6月に「丸亀うどーなつ」の販売を始めました。累計販売数は1,300万食を突破しました(2025年3月4日現在)。2024年には多くの調査結果でZ世代からも支持を集めたといいます(AdverTimes.)。
SNS上では、初共演の組み合わせに対して驚きや喜びの声がすでに上がっていたとのことです。
研究所メモ: 1,300万食という実績が先にあり、そのうえでアンバサダーを起用している順番に注目しました。商品を育てる前にタレントを立てるのではなく、実績が積み上がった商品をさらに広げる段階でアンバサダーを投入しています。この順序なら、起用コストに見合う広告の到達人数を見積もりやすくなります。
鳥貴族×大倉忠義 — 創業者の実子起用で40周年を物語にする
焼鳥チェーン「鳥貴族」は、2025年5月1日に創業40周年を迎えます。これにあたり、創業者・大倉忠司氏の長男でSUPER EIGHTのメンバーである大倉忠義さんとの“親子初共演”企画を始めました。施策は、忠義さん監修の数量限定メニュー「串ナゲットグリーン」「ニラ玉グリーン」の提供や、創業の地・東大阪市の1号店「俊徳店」の期間限定復活など複数ありました。親子の特別対談ムービーも公開しました。動画は5月1日から公式アプリで配信し、6月からは公式TikTokでもショートムービーを公開を予定していました(AdverTimes.)。
大倉忠司氏は「創業から2週間後に生まれた息子が、俊徳店の復活を提案してくれた」とコメントしました。
研究所メモ: 鳥貴族は、外部タレントではなく創業者の実子を起用しました。そのため周年施策が、広告というより企業の物語として受け取られやすくなっています。忠義さんのメンバーカラーをメニューに反映するなど、ファンダムの習慣をそのまま社史の企画に取り入れた形です。周年施策を検討する企業にとって、社内に「語れる人物」がいないか探す価値を示す事例だと思います。
「ちいかわ」の常設拠点が新宿と東京で新たに広がった
ちいかわらんど新宿店 — 関東最大級の旗艦ショップが始動
『ちいかわ』の限定グッズ販売やイベントを行う「ちいかわらんど 新宿店」が4月25日にオープンしました。関東最大級の規模で、オープン記念商品「トーキョー ちいかわ ハンドタオル」などを展開していました。「ちいかわらんど」は2021年8月の原宿店・大阪梅田店を皮切りに、福岡パルコ店、京都四条河原町店、東京駅一番街と出店を重ねてきました(超!アニメディア)。
原作は、イラストレーター・ナガノさんが2020年からX(旧Twitter)に投稿しているWebマンガです。初のスマートフォン向けアプリ「ちいかわぽけっと」も、3月27日にサービスを開始しました。
研究所メモ: 常設店は、ポップアップと違って一度作れば継続的にファンと接する場所になります。原宿・大阪・福岡・京都・東京駅、そして新宿と、店舗網がファンの生活圏に沿って広がっている点が特徴です。単発イベントで終わらせず、地理的な広がりを資産として積み上げる設計は、他のIPホルダーにも参考になります。
ちいかわパーク — 初の大型体験型施設が始動
人気キャラクター「ちいかわ」の初の大型体験型施設「ちいかわパーク」が発表されました。東京で2025年にオープンしました。記事執筆時点で、詳細な所在地などは公表されていませんでした。新設された公式Xアカウントで、今後最新情報を発信するとしていました。ちいかわたちがオープンを伝えるショートムービーも公開されていました(インサイド)。
グッズ販売中心の「ちいかわらんど」に対し、「ちいかわパーク」は体験型施設という新しい形態です。
研究所メモ: 物販拠点の次に体験型施設を持ってくる順番が合理的です。まず店舗でグッズという「買う理由」を定着させ、そのうえで滞在時間の長い体験施設に投資しています。物販だけでは得られない、来場者が施設内で過ごす時間そのものを収益源にできるかが今後の焦点になります。
アパレルとアイウェアがキャラクターを日常着にした
gelato pique×スーパーマリオ — ルームウェアで日常に溶け込む
gelato pique(ジェラート ピケ)は4月24日、『スーパーマリオ』とのコラボレーションアパレル第6弾を発売しました。今回は「キノピオ」と「ヨッシー」をモチーフに、新作全17アイテムを展開しました。価格は、ジャガードプルオーバーショートパンツセットが16,280円、Tシャツが5,390円(いずれも税込)などでした。ルームウェアから雑貨まで、幅広い価格帯で揃えていました。購入特典として限定ステッカーも用意されました(インサイド)。
全国の直営店やオフィシャルオンラインストアのほか、複数の系列ブランドでも展開されていました。
研究所メモ: 第6弾まで続いているという継続実績が、コラボの強さを示しています。シーズンごとにモチーフだけ変えて商品を出し続ければ、購入者には「次はどのキャラクターか」を楽しみに待つ習慣ができます。ルームウェアは生活に密着したカテゴリーなので、継続コラボの効果が出やすい領域です。
Zoff×ハイキュー!! — ハイキュー!!と初コラボ
メガネブランド「Zoff」から、アニメ『ハイキュー!!』との初コラボレーションによるアイウェアコレクションが登場しました。4月23日から、公式オンラインストアで受注予約が始まっていました。全国のZoff6店舗では同日から試着コーナーを設置し、コラボ限定デザインのカプセルトイ販売もスタートしていました。『ハイキュー!!』はコミックス累計発行部数7,000万部を突破する人気作でした(アニメ!アニメ!)。
登場キャラクターをモチーフにしたメガネのほか、限定カプセルトイなど複数の商品形態で展開していました。
研究所メモ: メガネは日常的に身につける時間が長く、ファンにとって「毎日推しと一緒にいられる」商品になります。試着コーナーを実店舗に設けたのも、通販では伝わりにくいフィット感を確かめてもらう工夫でしょう。IPコラボでは、生活必需品に近いカテゴリーほど継続購入につながりやすいはずです。
外食チェーンと健康機器メーカーがコナンと組んだ
タニタ×名探偵コナン — 健康機器をキャラクターグッズ化
健康総合企業タニタから、TVアニメ『名探偵コナン』とのコラボレーション商品が登場しました。「音声体組成計」1種と「歩数計」50種の、全51アイテムです。劇場版最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』の公開にあわせた企画です。タニタオンラインショップで、受注生産品として予約を受け付けていました。歩数計には大和敢助や降谷零といったキャラクターをデザインし、音声体組成計ではキッドたちのセリフが流れました(アニメ!アニメ!)。
『名探偵コナン』は1994年に連載が始まり、単行本の累計発行部数は全世界で2億7,000万部を超えていました。
研究所メモ: 健康機器というジャンルで51種類ものバリエーションを揃えた点が目を引きます。体重計や歩数計は本来「使うたびに見る」道具です。そこにキャラクターをあしらえば、ファンが日常的にキャラクターを目にする回数を増やせます。実用品×IPは、ファンが「持っていて恥ずかしくない」実用性を担保できれば、単価の高い定番グッズになり得ます。
くら寿司×名探偵コナン — 14回目のコラボが定番化した
回転寿司チェーン「くら寿司」は、劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の公開を記念し、4月18日から全国の店舗で期間限定のコラボを実施しました。コラボは今回で14回目です。食べ終えた皿5枚で挑戦できるゲーム「ビッくらポン!」の景品には、江戸町風衣装のキャラクターをデザインしたラバーキーホルダーなどが登場しました。劇場版27作目『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』は、シリーズ初の観客動員数1,000万人を達成していました(アニメ!アニメ!)。
ファンの間では「今年はまだかな?」という声も出ていたといい、恒例コラボとして定着していました。
研究所メモ: 14回目という回数から、このコラボが単発のキャンペーンにとどまらず、年次行事として組み込まれたことが分かります。ファンが「今年もあるはず」と期待する状態になれば、告知コストをかけなくても来店の動機が生まれます。外食チェーンでは、コラボの新しさより継続の安定感がリピーターを生むことを示した好例です。
神社や温浴施設、ゲームセンターがゲームIPと組んだ
刀剣乱舞×石上神宮 — 史実の刀剣とゲームキャラクターが重なる
奈良県の石上神宮は、神剣フツノミタマ顕現150周年を記念した特別展「石上神宮と御剣」を5月14日から5月20日まで開催しました。この特別展では、『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボを実施しました。「太刀 小狐丸」の展示にあわせ、同じ小狐丸伝承を持つ「刀剣男士 小狐丸」の等身大パネルを設置し、コラボグッズも販売しました。クリアファイルが500円、アクリルスタンドが2,000円(いずれも税込)など、複数のグッズを用意しました(インサイド)。
刀匠・宮入法廣氏が2021年に作刀した三振の刀も、あわせて展示されました。
研究所メモ: ゲームのキャラクターと、同じ名を持つ実在の刀剣を同じ場所に並べている点が独自です。ゲームが先か史実が先かという順序を問わず、両方をセットで見せることで、ゲームファンと歴史ファンの双方を呼び込めます。聖地巡礼の経済圏を作りたい自治体や施設にとって、由来をそのまま展示できる神社仏閣は好条件の連携先です。
極楽湯×ホロライブ — 1期生を起用したコラボ第6弾で温浴施設に集客
極楽湯とGK Marketingは、「ホロライブ×極楽湯・RAKU SPAコラボ第6弾“フロライフ”」を4月23日まで、極楽湯・RAKU SPAグループの39店舗で実施しました。イラストは、ホロライブ1期生のアキ・ローゼンタールさん、赤井はあとさん、白上フブキさん、夏色まつりさんの浴衣姿やフロ上がり姿の描き下ろしでした。限定マフラータオル全8種のほか、キャラクターをイメージしたコラボメニューやオリジナルコースターを展開しました(インサイド)。
コラボは第6弾を数えており、店舗の浴場装飾やX上のキャンペーンもあわせて実施されました。
研究所メモ: 「浴衣姿」「フロ上がり姿」という温浴施設ならではのシチュエーションで、イラストを描き下ろしている点が丁寧です。汎用的なコラボイラストを使い回さず、その場所でしか成り立たない絵にすることで、来店の理由がその施設に結びつきます。39店舗という規模も、単一店舗の話題作りではなく面としての集客施策になっている証拠です。
タイトー×ブルーアーカイブ — ゲームセンターにプライズを展開
タイトーは人気スマホゲーム『ブルーアーカイブ -Blue Archive-』とのコラボキャンペーン「ゲームセンター潜入クエスト!」を5月17日から開始しました。全国のタイトーステーションなどで、クッションやトートバッグ、アクリルキーホルダーといったプライズ商品を展開すると発表しました。対象台に600円を投入すると、オリジナルクリアファイルがもらえるキャンペーンも実施すると発表しました。スペシャルクレープ(950円)やスペシャルドリンク(800円)といったコラボメニューも販売されると発表されました(GAME Watch)。
アクリルスタンドやステッカーなど、グッズ単体の販売もあわせて行うと発表されました。
研究所メモ: スマホゲームのファンを、実店舗のゲームセンターに呼び戻す施策です。プライズは実店舗とオンラインクレーンの両方で展開されますが、店頭で取る体験は、通販で完結しがちなスマホゲームグッズに来店のきっかけを作ります。オンライン発のIPほど、あえてオフラインでしか得られない体験を用意する価値が大きくなります。
推し活を支える新しいサービスと技術が次々に生まれた
Cheers Vase — 飲食店でVTuberと直接交流するサービス
VTuberと飲食店をつなぐ新しい応援サービス「Cheers Vase(チアーズベース)」が本格始動しました。東京・池袋のLive Cafe Mixaでは、毎週末にVTuberのイベントが開かれていました。来店者はトークや乾杯、チェキ撮影などを通じて、VTuberとリアルタイムで交流できました。専用Webアプリから応援の気持ちを伝える仕組み「Cheers」も用意されていました。キャラクターごとのオリジナルコラボメニューもありました(Mogura VR)。
参加には公式Webアプリでのチケット事前購入が必要で、出演者情報は公式Xでも随時発信されていました。
研究所メモ: VTuberとの交流をオンライン配信だけで終わらせず、飲食店という現実の場所に広げた点が新しいところです。コラボメニューを用意することで、飲食店側も単なる会場貸しにとどまらず、体験の一部を担えます。バーチャルとリアルをつなぐビジネスとして、飲食業がVTuber文化の場を提供できることを示しています。
ホロアース — ユーザー制作アイテムを売買できるマーケットプレイス
VTuber事務所ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社は、4月24日にメタバース「ホロアース」の正式版Ver1.0.0をリリースしました。正式版では、ユーザーが作ったオリジナルアイテムを売買できる「ホロアースマーケットプレイス」を実装しました。ファッション型紙にイラストを貼ってアイテムを作れる「クリエイターツールズ」も提供しました。ホロライブプロダクション公式ショップも5月14日にオープンすると発表しました(Mogura VR)。
タレントがホロアースを訪れ、ユーザーが作った衣装を着用する可能性もあるとしていました。
研究所メモ: ユーザーに「作る側」の役割を与え、そこに収益化の道まで用意した点が重要です。ファンの制作物を正規の経済圏に組み込めば、公式だけでは応えきれない多様な需要にも対応できます。ファンコミュニティを消費者としてだけでなく、供給側としても扱う設計は他のIPにも応用できます。
IOWN×Perfume — 万博で体験する3D空間伝送ライブ
大阪・関西万博のNTTパビリオンで、Perfumeのライブを3D映像で体験できる展示が公開されていました。展示には、次世代通信基盤「IOWN」の空間伝送技術が使われていました。万博記念公園で4月2日に行われたライブは、20数台のセンサー・カメラで計測されました。会場となった建物の床には、振動データを再現する振動子が百数十個埋め込まれていました。3DCGで描写されたPerfumeの3人を、リアルとバーチャルを行き来しながら自由な角度で見ることができました(Mogura VR)。
映像には、点群データと画像データを組み合わせてリアルタイムで高解像度化するNTT独自の技術が使われていました。
研究所メモ: ライブという「一回性の強い体験」を、映像ではなく空間として伝送しようとしている点が、この技術の特徴です。従来のライブビューイングが「見る」ことに留まっていたのに対し、振動まで再現することで「その場にいた」感覚に近づけています。遠征できないファンに何を届けられるかを考えるとき、映像の高画質化の先にある選択肢として押さえておきたい技術です。
今週の所感
今週は、企業がファンとの接点を偶然に任せず、意図して設計しました。
カルビーは「かるれっと」でIPの二次利用を仕組み化しました。ちいかわは新宿の常設拠点に加えて東京での「ちいかわパーク」開業を発表し、極楽湯は浴衣姿の描き下ろしで39店舗をまとめて動かしました。いずれも単発の話題作りにとどまらず、継続的に接点を生む仕組みを作っています。丸亀製麺の1,300万食やくら寿司の14回目のコラボも、積み上げてきた実績のうえにさらなる接点を重ねる動きでした。
一方で、ファンとの接点そのものを新しい技術や場所で作り出す試みも進んでいました。Cheers Vaseやホロアース、IOWN×Perfumeがその例です。接点を「増やす」企業と、接点の「質」を変えようとする企業が、同じ週に並びました。
自社とファンの接点が、どこにどれだけ設計されているか。推し活マーケティングの設計原則やファンマーケティングの基本とあわせて、今週の動きを見てみてください。
週刊推し活ニュースは、推し活×ビジネスの1週間を毎週まとめてお届けします。過去の号は推し活×ニュースカテゴリからどうぞ。



